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伊藤幸久の妄想特急

彫刻家、伊藤幸久の日々と妄想の物語。

ぼくの原点、草壁好男 (クサカベ ヨシオ)。

草壁好男、ご存知ですか?


彼は僕の原点。

妄想の賜物かつ、僕の分身です。



彼は、約9年前、浪人中に僕が初めて制作した人体像であり、

今の制作へと繋がる作品です。


草壁好男blog
「草壁好男」(H250×W150×D50cm/石膏,ミクストメディア/2001)



彼の生い立ちの鍵を握るのは、当時の僕の、ある仮説(妄想)です。



 日下部という名字の人がいるけど、

彼らは、古い建物とかにある、ツタの張り巡らされた壁と何か関係があるんじゃないか。

多分、彼らの先祖が、あの壁のことを草壁と呼び、その壁がたいそう好きなその一族に対し、

太閤、秀吉とかが草壁という名字をつけ、それが転じて日下部となったんじゃないか。



そのような仮説(妄想)を僕は立てた。


その仮説(妄想)から、その一族の末裔を作ろうと試みた。

それが、草壁好男である。



草壁好男(本名、日下部好男)はその子孫であり、一族の中でも草壁好みの血が濃く、

内に秘めたその衝動は計り知れない。

しかし、彼はその衝動を決して他人に見せることはしない。


彼の年齢は当時30歳(2001年)、IT関係の会社に勤めている。

彼の最寄り駅の近くには、古いポルノ映画館があり、

その建物の壁は全面的にツタが張り巡らされている。


会社でストレスが溜まると、彼の衝動は押さえきれなくなる。

「嗚呼、草壁に抱かれたい‥。」


そんな時、彼は会社帰りに、真夜中のポルノ映画館へと足を運ぶ。

そして、一目をはばかりながら、全裸になり、草壁に体をうずめるのだ。


好男の至福の時である。


草壁好男2blog


制作当時、

至福の時を表現するために、うっとりとした表情を。

また、少し品が欲しくて、僕と皇太子様を足して2で割った顔を目指しました。



今では、ポートフォリオにも載せてない作品ですが、

大事な作品なので、この場で紹介させていただきました。


そして、すべての日下部さん、勝手な妄想をして、申し訳ありませんでした。



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テーマ:アート・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

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